2019年10月、犬の保護団体「いぬ助け」を、設立いたしました。
2002年より関東にて活動を行う犬・猫保護団体から一部有志が独立する形態で発足、
活動の柱は、動物愛護センターから主として中型雑種成犬を引き出し新たな飼い主に譲渡するというものです。
2005年より千葉県動物愛護センターに通い始め、ボランティア譲渡制度を通じて毎週訪問を続け交流する中、
2012年に千葉県独自の譲渡選定プログラムが始まって以降は譲渡用とされる頭数が格段に増え、殺処分頭数の大幅な減少を見ることができました。
収容頭数も、かつての状況からは想像もできないほど少ないものとなっています。
それでも、ゼロではありません。
2020年8月から茨城県動物指導センターにも通い始めましたが、各団体が一生懸命引き出しを続けてもなお、収容犬は減るどころか爆発的に増えていくさまを目の当たりにします。
子犬時代を経て年単位で収容されている子も多く、これまでと同じ活動では救いの手が行き届かない子たちがこんなにもたくさん存在する現状に愕然とし、茨城県内において蛇口を閉める必要性を痛感。
その増える原因であるおおもと、つまり野犬問題をこそ解決すべきとの思いに至りました。
茨城県内の特に収容頭数が多い地域において不妊・去勢手術の重要性を広め、野犬の頭数自体を減らしていくことが不可欠であるという認識のもと、行政とも話し合い協力関係を結び、他団体との連携も目指しています。
2022年から茨城県神栖市での事業を、神栖市後援を得て開始。
団体の垣根を超えた協力が実を結び成果が見え始めた2024年から小美玉市・茨城町での野犬問題に着手しました。
救済の手を必要とする犬たちがまだまだ多くいる現状において、動物指導センターからの引き出しだけでなく、茨城県での蛇口閉め活動を柱として続けていきたいとの決意です。
動物指導センターに収容される頭数自体を減らす、いわゆる蛇口閉め活動への注力を続けます。
志を同じく共に活動できる仲間、そして力を貸してくださる団体様を引き続き求めています。
シェルター等の施設を持たず、ボランティアのみで活動する「いぬ助け」をどうか応援していただけましたら嬉しいです。
2024年12月31日